The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

さよならは別れの言葉じゃなくて

この気持ちを忘れないうちに、手短に
アンタッチャブルの「シカゴマンゴ」最終回について感想を書いておきたいと思う。

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私は、ラジオといえばなんといっても
ナインティナインのオールナイトニッポン」で、少なくとも2002年あたりから聞いていたと思う。

ど田舎住みということもあって
TBSラジオ文化放送の周波??電波?は入らなかったので選択肢がなかったというのもあるし、何よりナイナイの事が好きだった。

そういった理由で、リアルタイムでは
全くアンタッチャブルのラジオに触れる機会がなかったのだ。
後にYou Tubeで聞いた経験はあるが、
周波数を合わせて、もうすぐ始まる時間だと
胸を高鳴らせながら待つような思い出は
まったく持ち合わせていない。

今回の最終回は、初めての生の共有だった。


結論から言えば、
湿っぽさがほぼない理想的な最終回だった。
思い出を振り返りながらも、
ただただ笑いにしているのが良かったし、
リスナーから送られてきたネタも
相当面白かったと思う。

これがずっと求めていた
「二人だけのトーク」だった。


私は、かねてから二人の漫才やラジオを
希望していたから、
「シカゴマンゴ」本当の最終回をやると知ったとき歓喜した。



コンビ至上主義者としては、
やはり二人が二人だけの世界で
楽しくやり取りしているのが最高of最高だと思う。


ダウンタウンのフリートークだってそうだし、
ナインティナインのオールナイトニッポンでも、
二人のトークが好きだった。(だから、矢部っちが卒業するとなったとき、自分もANNを聞くのをやめたのだと思う)


だから、シカゴマンゴ最終回は素晴らしかった。

始まる前、「10年のことに触れないわけにはいかないけど、でも辛気臭いのは無しで終わってほしいなあ」と思っていた。

この二人がしんみり&涙涙というのは
何とも考えにくかったので、
そこまでしんみりムードにはならないと信じて
25:00を待っていたのだけど、
いざ時間になれば、想像以上の和気藹々で
楽しい雰囲気で始まったのだった。

そもそも、山崎氏の
「柴田さん、来てくれてありがとうございます」
発言でもう勝ち確である。ガッツポーズである。

というのも、先日のテレ朝での冠番組
『THEアンタッチャブル』を、
柴田さんは体調不良で欠席したからだ。


あのとき私ゃ心臓が止まるかと思った、
このご時世、このご時世のことが頭にちらついた。
「マジ笑うんだが、どんだけw」と笑う黒い自分もいたけれど、内心はヒヤヒヤだったし、
今回の最終回も「どうか、どうか這ってでも来い……TBSラジオに……菌その他諸々空気読めよ…」と祈っていた。

だからこそ、ひゃーひゃー言ってる
柴田さんのノーテンキな声を聞いたときホッとしたし(最初なんかの効果音かと思った)
山崎氏の来てくれてありがとう発言に
心の底から笑うことができたのである。


思えば、冒頭のテンションから
最終回の方向性は定められていたのかもしれない。
「懐かしみながら同窓会のように目いっぱい2時間今を楽しむ」といった感じだ。


2時間、そう2時間なんだよなあ。
予定時間は2時間なんだよ。

でも、こんなに速く2時間が経つ感覚は
本当に久しぶりだった。

え、もう26時過ぎ?
え?もうあと数分?

体感時間は30分だった。

足りない、足りないよ。
もっと聞きたい。
率直にそう思った。


山崎さんはエンディングで、
「10年前(の最終回)の方がグッときた」と言っていたけれど、その気持ちはなんとなく分かった気がする。気がするだけ。

だって、最終回としては、最高に中身のない
くだらない2時間だったからだ。

いや、中身はぎっしりつまっていたよ。
カルピスほぼ原液レベルで濃かったよ。
時間は全く足りていなかった。
あと2時間欲しかった。

でもね、終わるための回って感じが
全くなかったんよね。
そこが「最終回として」中身がないと
思った理由じゃないかな。ホメてます。
最終回というより、凄まじく出来のいいパイロット版のようだったよ。


私は、彼らの10年のことをよく知らない。
いわば外野だ。

だから無責任に身勝手に自分本位に発言できる。

「こんな面白いラジオがこれで終わりなんてもったいない。レギュラーで週一で聞きたい」

もうこれしかない。

ツッコミ先行宣言やモテない才能のコーナーが終わったあとの二人のハアハアゼエゼエを聞いていると、
週一レギュラーでこれをやらせるのは
かなり酷な気もするけど、

二人ともプロの芸人なんだから、
レギュラーやると決まったら
出来るように鍛えてくるはず、
体調を整えてくるのがプロなはずなので、

まあ、大丈夫やろ。心配御無用。
だってプロなんだから。

それに、コンビとして再出発するのなら、
絶対的にホームが必要だと思う。

よって、ラジオのレギュラーを持つべき!

いずれそう遠くない未来に
戻ってくると思ってるけど!




とにかく、永遠に続いてほしい、
楽しい時間だったなぁ。

昔から聞いていた人は、もっと楽しくて、
懐かしくて、感慨深かったんだろうなあ…。




そういえば、なぜ日曜にやったのか、
結局聞いてない気がするが、
何処かで聞き逃したのかな。

































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私の中で比較対象はナイナイのANNしかないので(最近爆笑問題カーボーイも聞いたりしている)
どうしてもそっちと比較してしまうのだけど、
シカマンのネタコーナーも、
同じぐらい凄い、面白い。
どちらも職人のレベルが高いよ、高すぎるよ。

プロか、プロなのか?

しいていえば、下ネタは
ナイナイのANNの方がエグくて、
シカゴマンゴの下ネタはう○こち○ちんレベルで、
そこもまた違いがあって良かった。

ナイナイのANNも決して
下ネタだけでは無いんだけどね。
悪い人の夢とか泣ける絵本とか面白いんだけどね。
でも、ジャネットとか、エグいからなぁ。
なんでもありで面白いから好きだけど、
今あれはやれないだろうな。


あと山崎さんも、柴田さんも
ネタ読みの名手だと思った。


そして、個人的にはBOOMERネタがツボだった。
多分、私がBOOMERのことを多少知っているからだと思う。
ボキャブラ天国は見ていたし、
3強(爆笑問題ネプチューン海砂利水魚)以外だとBOOMER、X-GUNフォークダンスDE成子坂U-Turn?あたりが記憶に残っている。
アンタッチャブルは、残念ながら全く記憶に残ってない。名前ぐらい。

また、プリンプリンも知っているもんだから、
顔が浮かぶし、その様子が容易に頭にちらつくし、
あのネタは余計におかしかったなあ。