大河内教授きたー!
こういう登場の仕方なのね!!かっこよすぎるね!
大河内教授の、誰にも媚びない真摯で高潔な姿勢、カッコイイ!
里見先生が重鎮になったらこんな感じになるのかな?
心なしか髪型さえ似ているような…?
それにしても、この回は脚本完璧だったんじゃない?
全ての展開に無理がない!
登場人物たちの心情の流れに説得力があるというか!
里見先生は、大河内教授に林田さんの治療法について話すために
大河内教授の研究室に財前を呼ぶんだけど、
財前は意味がないと言ったろ!?と固辞。大河内教授の前で。
さらに基金の件で忙しくなるから、とさっさと退室。大河内教授の前で。
そりゃあね、大河内教授は財前に対していい思いは抱かないよね。
「彼は政治家にでもなったつもりか。医者の本分を忘れている」と苦言を呈するよね。
里見先生はさ、大河内教授のもとで働けばよかったよね。
大河内教授は多分外科担当だから無理な相談なんだけど、
もう明らかに里見先生と大河内教授は、真の医者って感じだもんね。髪型も似てるし
オペのお礼に1億円の寄付金をもらった件について、
財前は基金にしよう、と鵜飼先生に提案。
これによって鵜飼先生の顔もたつ。恩も売れる。
鵜飼先生が「私に恩を売るつもりかね?」と問うと
「はい!」と答えた財前が最高だった。
鵜飼先生も言っていたけど、強気化と思えば弱気なところも見せる。
これは人を惹きつけるわ。視聴者も惹きつけられています。
鵜飼先生も、東教授の後任教授を決める教授選、よりも
ある意味大切な教授候補を決める選考会について、
選考委員を自分の派閥で固めてやるぐらいのことはできる、と助け船。
これねぇ、完全に財前の味方しているってわけじゃないけど、
自分の利益になりそうだから助け船出した感が良いんすよ。
そして浪速大学ウン周年のパーティーのシーン。
もーいろんな思惑や欲望がうごめいてて…。
怖いけど、見ていてゾクゾクしたことも事実。
財前がスピーチで持ち上げられると、
東教授顔ピキピキさせて拳もギュウウウッ。こわいって…。
選考委員候補の今津教授を抱き込んで、菊川先生に迫る。
菊川先生に腹を割って本音を話して、一度は断っていた菊川先生もついに後任候補になることを承諾。やったね東教授
ヌーと岩田さんは、鵜飼先生が言っていた
鵜飼派閥内の選考委員候補3人を抱き込もうと
さっそく挨拶がてらに実弾(200万)。
え?露骨すぎんか?と思ったけど、
鵜飼先生とつながっていることを知るや否や受け取る3人。受け取るんかーい。
くれない会はくれない会で、さっそく東教授夫人にネチネチと遠回しにイヤミ。
あらぁ来てらっしゃったのぉ、無理なさらなくてもよろしかったのにぃ、みたいな。こええよあんたら!
さらにさらに財前の妻(若村麻由美さん)を呼び、
東教授夫人の前で露骨に可愛がる。
そりゃあ、東教授夫人もキレすぎて体調崩すわ。
財前妻が「パーティーにうちの夫いるから呼んでくるわぁ。医者いっぱいいるしね★」
みたいなこと言って呼びに行こうとしたら
小枝子が「ここに医師はいません」と言ったのが良かった。
そうなんよ、パーティーシーンの前に大河内教授の
「彼は政治家にでもなったつもりか」があるから小枝子のこの本音も効いてくるのよね。
なんというか、鵜飼先生やその他諸々の魑魅魍魎は、
スターウォーズでいうところのパルパティーン、
財前はアナキンって感じがするなあと見ていて思いました。
ただ、ヌーが選考委員候補に実弾渡した時の財前の表情は
まだ完全にダークサイド、ってわけでもないよなとも。
里見先生は里見先生で、余命を告知した後の
林田さんの涙ながらの本音の吐露に接し、
改めて最期を看取りたいと決意。
大河内教授にそのことを伝えるシーンも良かった。
そして、大河内教授のこの言葉も良かった。
医療に絶対はない。
だから医者は悩み続けなければならん。
君の苦悩を、私は支持するよ。
あのシーンはね、大学病院内の政治的な動きに辟易して、
籠って一匹狼化していた大河内教授の心境にも、大きな影響を与えたと思うんすよ。
だからこそ、普段出ない教授会に出てきた。
鵜飼先生が自分の派閥で後任教授候補の選考委員を固めようとする流れに待ったをかけた。
大河内教授が教授会の会場に入ってきたとき、
うおおおー!と心の中で叫んだね。
そうくるかー!でもそうなるよなー!って思った。
なんて素晴らしい、自然な展開の運びなんだろうと感嘆しました。
第二外科の今津教授は東教授側についたわけだから、
これで大河内教授が東教授側につけば(厳密にいえば財前はふさわしくないと思っている側)
鵜飼(財前推薦側):東(財前拒否側)が3:3になるんだよな。
選考会がどんなものかは具体的にはまだわからないけど、
面白くなってきました。つーかずっと面白いんだけど。