The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

白い巨塔 7話

あ~あ、見事に財前と東教授の人間関係に決裂が…。
あんな綺麗にぶっ壊れますか!?ってぐらい清々しい決裂の仕方だった(笑)

多分笑うシーンじゃないのに見てて笑っちゃった

 

教授選考が大河内教授の判断で全国公募になって、
東教授は石川大学の菊川先生を推しやすくなってしめしめ、って感じだったんだけど
財前からしたら面白くない。

 

東教授のオペに助手として参加したい!と雨の中東教授宅に押しかけたり
いろいろと近づこうと穏便な努力はするんだけど、
多分、財前のそういう行動すら、
今の東教授からしたら鼻につく癪に障るイラっとする、なんだろうねえ。


結局、ネチネチと東教授にイヤミを言われて、ついに財前ブチギレ。


頭を下げる、つもりはございません!
なぜなら、私は何ら恥じることなく行動しており、
そのうえで、私の実力をもって教授に選出されると確信しているからです。


と不敵な表情で宣戦布告。

あーやっちまった。やっちまったねこれね。
ここでひびが入る音がなんとなく聞こえたもん。ピキッて音が聞こえたから。

 

どうやら、私と君との人間関係はこれで終わったようだね。
そうそう、今夜の記念に教えといてあげよう。
さっき君は『どこが私を腹立たせるのか』と聞いたね…

私の全てが腹立たしい…でございますね?

 

ズバッと言いすぎ…言いすぎだよ財前…と見ているこっちはハラハラした。
東教授が財前につらく当たってたのも見てきてたけど、

黙って従う財前じゃないからこそ
見ていてうわーうわーと言ってた。すごいな。


そのあとも、ワインに例えてお互いの悪口を言ってて…
お前ら…どっちか折れられんのか…と思ったし、

あの現場に遭遇したくねぇーてなりましたね。


財前の愛人のケイ子(黒木瞳さん)のあちゃー言っちまったよ…って表情、
多分視聴者も同じ顔で見ていたと思うよ、この決裂の場面。


それでも、決定的に東教授と対立することになったのが堪えたのか、ほんの少しだけ迷いが生じたのか
酔っぱらって里見先生のところに向かう財前。オイ。

はえらくなりたい、一番になってより多くの人間を従えて歩きたい、と財前が言えば、
里見先生は
「お前が第一外科に移った時、どんな患者でも救ってやるって豪語してたよな。
なんて傲慢な奴かと思ったが、妙に清々しかった。あの時のお前の顔が忘れられんよ」
と返す。
教授は目的ではなく結果だから、との考え方の里見先生が言うから、
財前にも響く。

宿直の柳原と竹内に偶然遭遇して、なぜ医者を志したかを聞いたのも、
財前がかつての自分に思いを馳せたからだろうな。


なぜ、医者になったのか。


それでも、財前は立ち止まるわけにはいかない。
真っすぐ前を見据えて一つ一つ行動していくところが、

視聴者の心を掴むんだろうなあ。


ちょっと、語りたいシーンだらけで、逆に感想に困るな!!
濃度がやばすぎ!満足度高すぎっていうか。


TVerで見てて、CMが入るんですけど、
その度に「えっまだ半分も過ぎていなかったの!?」と驚くんです。

これは悪い意味じゃなくて、

開始20分ぐらいの作品の濃度が、もう、1時間レベルなの。
まだまだ序盤だというのに、これはすごいことですよ。

後半なんかどうなっちゃうのよ。2時間レベル!?もっと?


今回は財前と東教授の決定的な亀裂がメインだったけど、
そのほかにも教授選考会、杏子(若村麻由美さん)の暗躍、
林田さんの死、派閥を好かない金井先生、
語ることが多すぎる。

 

つーか林田さんマッハで死んだな!?おれっちびっくりした。

林田さんの死を知り、里見先生が
別れの現場となった浪速大学附属病院前のバス停のベンチを見ながら
やりきれない気持ちで涙をこらえる姿は、キタなあ。


ちょっと、語ることが多すぎてまとまらんわあ。