The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

白い巨塔 8話

ついに、教授選が始まります。

 


今回のしょっぱな、財前が

「私、教授になりたくございません」
とか言い出した時は笑ったわ。

どの口がそんなこと言うとるんや…ってね。


その後も、ベラベラベラベラと、
如何に自分が地位や名誉に興味がない、
医学に真摯に向き合う素晴らしい医者かを力説していました。


もうね、よく大河内教授は笑わなかったと思う!

見てるこっちは鼻で笑っちゃったもん。

なーにを言うとるんだこいつは、って頭はたきたくなったからね。


前回、里見先生に大河内教授との仲を取り持ってくれと頼んだら
「自分が(大河内教授に)会いに行けばいいじゃないか」と固辞されて、の流れなんだけど、
財前的に結構勇気出して、踏み出した行動なのだけど、
嘘八百どころか嘘一万レベルの詭弁、詭弁、詭弁。

(関係ないけど、なんで嘘『八百』なのか気になったからググった!)

gogen-yurai.jp


見ている視聴者ほぼ全員が、大河内教授のような心境だったんじゃないかな。


いやー俺自身は教授になりたくないんだけど、
教授にならないとできないこともあるし、皆を引っ張っていけるしな~
つれぇわ~つれぇわ~(意訳)


これを聞いてる時の大河内教授の冷めきった顔!!

 

 


あっそ。

 

 

 

って感じよ。


そりゃそうだよな。
わざわざそれ言いにきたのかよって思うよね。


もう、明らかに教授になりたい人が、
自分の価値を分かってもらうための行動なのよ。
パレバレなんよね。


もっとうまくやれよ~財前…と笑っちゃった。(多分笑うところではない)

 

鵜飼派で集まっての悪だくみ食事会では
教授選の票の流れの行方について予測していて、実に分かりやすかった。

東派(今津教授)のシーンもあったので、お互いの思惑と戦略を
上手く視聴者に情報として伝えていたと思います。
(いやーしかし岩田はんの人のリアリティすごくね、マジでいそうだもんこういう人)


鵜飼派 10票
東派  4票
野坂派 2票
大河内派 15票


大河内教授の基礎票である15票を、どうにか過半数でも取り込むことが
財前の教授選への勝利への近道。

 

東教授は東教授で、自ら教授候補への投票を棄権することで
同情票を集めようと画策。


鵜飼先生の「やられたわ…」って表情と、
立ち去るときのかすかにニヤッとした東教授よ。
いやー最高っすわ。


もう、いろんな人の思惑と思惑が濃度高すぎて、1時間は長い!(いい意味で!)


くれない会のゴルフ会も、露骨に東教授夫人をはずしにかかってて、
鵜飼・葉村・財前・野坂夫人で集まって

親睦を深めようとしてて、こわい。

野坂夫人、めっちゃ困惑しとったで!!!


いやー見ていてしのびない。
さすがにそれはどーなの、と思うくれない会メンバーもいそうだけどなあ。


そして、佐々木さん。

弁当屋の佐々木さん。
こんなころから出てたんだなあ…。(なんなんだそのやる気のない関西弁は)

 

本作の後半はリアルタイムで見てて知ってる者としては、

佐々木さんが出てきて「うわぁ…。佐々木さんや…。」となった。

展開を知っているから。

 

そうだ、第一外科の医局の面子を集めてクラブで呑んでるとき
財前が「俺の味方は君たちだけだからな。俺もできるだけ君たちを守るよ」みたいなこと言って柳原くんがウルっとするシーンがあったんですけど、
今後の展開を知ってると、そのセリフも「うわぁ」となりました。