4話はね、次郎の暴走が見ていて痛々しくて。
共感性羞恥というのかな。
良かれと思ってやったことが
とんでもないことになって、周りから非難される、みたいな展開が昔から見ていられなくなるんですよ。
というか、インスタントカメラで高速で動く宇佐美繭子(と移動させている直江先生)を
よく傷口もあんな鮮明に撮れたよな？
腕前は確かなのか次郎。
本物ならインスタントカメラでもあのレベルは楽勝なのか次郎。写ルンですだぞ？
それを知らずに、必死に次郎の就職先を探す小橋先生が優しくて健気でますます共感性羞恥。つれぇ。
宇佐美繭子もなあ。
自分の女優としてのキャリアを守るためなら何でもする。周りから嫌われても構わない、その気迫に直江先生は共感を覚えたんだと思うけど、(劇中でも言っているけど)
見ている限り、明言はしていないけど、
やっぱり直江先生と宇佐美繭子って
男女の関係あったよな？
色欲の察知力に定評のある(！？)院長が
そう示唆してんだから間違ってないと思う。
とにかく直江先生はじめ、
周りを巻き込むよなあ。
美しいけど、あんまり共感は持てないキャラクターや。直江先生と倫子の距離を更に近づけるには良かったんでしょうね。
小橋先生に叱られて、
突発的に屋上に向かう次郎。
屋上施錠しとけよ行田病院！
歩きタバコや吸い殻ポイ捨てシーンといい、この時代はおおらかだったんすねぇ。
屋上から落ちそうになって、直江先生と小橋先生に引き上げられるシーンとか、
その後の直江先生のシャウトとか、次郎のお間抜けさとか弱っちさとか
4話はちと古臭さを感じる展開が多かったかな。
単に次郎と宇佐美繭子が好きじゃないだけなんですけどね。
でも、立ち直って反省した次郎を見て、
どこか清々しさを感じてからの
謹慎中のあまりに堕落した直江先生の姿の対比は良かったと思います。
1話以降、倫子は直江先生の頼りになる姿しか見ていないから、面食らうんですよね。
夕焼けがものすごく印象的だった。
あと中居くんの淡々としたトーンの台詞回しが良いよね。
彼はシャウトさせるとアチャー感が出てくるんだけど、
ボソボソと喋っていると、冷たさとあたたかさ両方を感じるというか…褒め過ぎかな？(笑)
その声が直江先生には
本当に合っていると思います。
長台詞担当は、上川隆也さんと竹内結子さんなので。
直江先生から冷たく「帰れ」と言われてもなかなか帰らない倫子。
何なら「美樹子さんなら先生を助けられるのか」とか言っちゃう倫子。
さらに「帰れ」と拒絶されて一旦帰るも、
再び戻ってくる倫子。
つええ。強者かお前！
倫子の積極的に地雷を踏みに行くの嫌いじゃないよ。
(いやちょっと待ってオートロックは！？外に完全に出る前に再び出戻ったの？その割には日が暮れかけてなかった…？)
直江先生はベッドに移動してて、
顔覗きこんだら泣いてるんすよ。
いつもの冷静沈着な直江先生じゃなくて、前髪もおろして繊細な少年みたくなってるんすよ。
そりゃまあ倫子でなくてもギューッと抱きしめたくなるってもんです。
仮に小橋先生がそこにいても、
肩を抱くぐらいのことはしたと思う。
小橋先生は面倒見いいからね。
いやそういうことじゃねえだろ(セルフツッコミ)
でも、そのあと口づけをしちゃうんだから
「おーい！マジかマジかよオォイ！」とおっさんみたいな反応になりましたよ。
そもそも、「何で戻ってきた」「先生が消えちゃいそうな気がして」なんてやりとり、
美男美女しかやっちゃいけないレベルだよこれ！
これまではどちらかというと
直江先生から倫子への愛しか
受信しなかったんで。
この瞬間、倫子の直江先生への感情が
尊敬から愛に変わったんかもね。
そっから間髪入れず
真夜中のナイチンゲール！
美しいタイトルバック！うおおおい！！
毎回言ってるけど、終わり方が絶妙！！
引きが強い、強いよォ！！
毎回毎回、来週どうなるんだー？って思う終わり方してる。
連続ドラマとは、こうでなくてはならんわね。
毎回毎回、感心してます。
まあ全話すでに見てるから、
内容知ってるんですが、
それでも少し、今回のラストは高ぶったな。
高ぶったといえば、
このシーンは外せないと思うんですよ。
院長から1週間の謹慎を言い渡されたあと、
小橋先生と共に渡り廊下歩いてたら
渡り廊下の先に倫子が待ってるってシーンなんだけど、
倫子の「大丈夫でした？」との問いかけに対する表情での返答な！
冗談抜きで、この場面は数百回ぐらい
見返した気がする。かっけー！
今も、今見てもかっけーって思います。
冷たそうな人がたまに笑顔見せたり、
弱ってたら破壊力抜群。
不良が雨に濡れている捨て犬拾うみたいな(ちょっと違うか…)
人間ギャップが大切なんだな、
と痛感した4話でした。薄い感想でした(笑)
