おれっちさあ、てっきりチェリー先生は
『おしん』における髪結いのお師匠さんポジだと思ってたのよね。
周りに気が配れて、厳しいけど優しくて、
頼りになって…。みたいな。
だから、今週の展開は、
色々と不意をを突かれたというか、
困惑でした。
家庭内では娘と息子ないがしろだし、
美容院では派閥争い放置で色々小競り合い起きてるのに気づいてないし。(あえて黙認？人は競い合って成長するの！的な？)
なんなら既婚者なのにスポンサーの沢田(中条きよしさん)と不倫してるし。
おおっぴらにしけこむし。
美容院内ではそのことで噂もちきり。
いいのか、いいのかよそれで！！
このドラマ、どうやら
圧倒的な良心ポジはいないらしい。
しいていえば勇造と燐太郎さんかな？
今後は、それを念頭に置いて
見なければアカンね。
それにしても、
いきなり美容院メンバーがいっぱい出てきて、
(こんなもん、辰子さん以外覚えられねえよ)と内心思ったけど、土曜日分見終わったあとは
なんだかんだで皆覚えられたので、
そこは脚本と演出のうまさかな。
キャラ付けが絶妙だと思うわけさ。
後継者争い第一候補、雪さん(関東軍)
後継者争い第二候補、時子さん(関西軍)
大人しめだがトレンドに敏感な和代さん(関東軍)
姫路出身、花枝さん(関西軍)
失敗ばかりの千代子さん(中立派)
口が悪いが世話焼きの辰子さん(中立派)
ザ・女の争い！足の引っ張り合い！
演出でかなりコミカルにして
見やすくはしているけど、
なかなかの息苦しさよな！
あぐりにとっては、
もはや異空間かもしれません。
あぐりは、これまで人の悪意や邪な思惑に
接したことなんて、ほとんどないはず。
しいていえばダーク民ちゃん、苳子さんなんですけど、かわいいもんだったし。
だって、あのあぐりが、あのあぐりが
次第に気を遣ったり空気を読んだりし始めてるんだぜ！表情も曇ってることが多くなったし…。
岡山では川村家でも望月家でも
あんなに伸び伸びしていたのに、
東京でものびっのびしていたのに、
美容院内では周りに振り回されて、
色んな思惑が渦巻いてるなかで、苦笑いしながらも何とか乗り切ろうともがいてて、
人ってこうやって大人になってくんやなあ、と何か見てて寂しくなったわね。
『あぐり』って、作品テーマは
『自由と夢』だと思うんだけど、
第八週は美容院での内弟子パートで、
あぐり初めての不自由に直面、って感じでした。
『おしん』とかと比べると、
陰湿さとかギスギス感なんて
あって無いようなレベルなんだけども、
それでも見ていて息苦しさを感じたのは、
あぐりがどんどん縮こまって、空気を読む子になっていってるのがわかるからだと思います。
第六週、第七週の
ぶっちぎったあぐり展開からの高低差パない。
私は第六週第七週が好きだったんで、
あぐりと同じように？第八週は見てて何か居心地の悪さのようなものを感じました。
「わしはあぐりやエイスケのふわふわ抜けてるけど前向きなぶっちぎった自由な姿が見たいんじゃ！！」
と叫びましたよ。久々に駄々こねました。
表情がどんどん曇ってくあぐり見るのも、
なかなか辛かったなぁ。
だからこそ！！！！
家に帰れなくなって落ち込んでいるあの瞬間！
あそこで淳之介を連れてきた
エイスケさんに心持ってかれるんだよね！！！
そういうとこ！！そういうとこやぞ！！！
出番1分も無かったけど！！
淳之介ギャン泣きしてましたけど！！
「ママ会いたかったｳﾜｰﾝ！！」ではなく
「ちょっ？ここ何処っすか！？パパ！なんで僕こんな暗いとこ連れてかれてるんすか！？」
みたいなギャン泣きだったけども！！
このドラマのテーマ『自由』の象徴が
エイスケさんなんだよねー。
だから、たったあれだけで、もう何かちょっと胸がいっぱいになったっていうか(チョロい)
視聴者でもちょっとウッときたんだから、
当人のあぐりは、もう、そりゃ感無量でしょう。HPもMPも全回復よ。間違いないね。
次回予告担当は花枝さん！
なんか、美容院に妻五郎さん来てたり、
エイスケさんがパックしてたり、
予告からして無茶苦茶なんですけど（笑）
チェリー先生と真知子ちゃんの確執とか、
ぶっちゃけどうでもいいんで、
あぐりとエイスケさんの自由なやりとりが
もっと見れればいいなぁ〜。
