はぁー、もうエイスケさん死んで
出てこないんだよなぁ…。
…よし、切り替えねえと!
と身構えて見ていたんですけど、月曜回が
ほぼエイスケさん名場面スペシャルみたいになっていて、思わず笑ってしまいました。
当時の人気、パねかったんだろうなあ…。
長女・和子にエイスケさんとの思い出を語る形での回想SP回だったんすけど、
さすがのあぐりさんも、
良いところしか伝えませんでしたね、
エイスケさんのいろんな暗闇の部分は
さくっとスルーでした(笑)
そんなところに「やぁ!」と帰ってきた淳之介…
……でかっっっっ!!!
育ちすぎ…いくら何でも育ち過ぎちゃうか!?
間に一形態挟んでいるとはいえ、
生田斗真→山田純大て!!!
何本牛乳飲めばこうなるんや!
骨格が、まず骨格が…!!
と、見ているこっちは
頭の切り替えに必死でした。
そして、尚ちゃん、南くん、安吉くん、池田諒子とも再会。
関口知宏さん、池内万作さん、小磯勝弥さん、大路恵美さんとこれもまた豪華!
高校生、と言っても今の大学2年ぐらいの年齢設定なので、皆そこまで設定と演じてる人たちの実際の年齢に差はないのですが、
なんか老けてんな…と思っちゃうのは、
現在も活躍されてるから&見た目があんまり変わってないからかな。
特に山田純大氏、今と全く変わっとらん!
老け顔だったんすねえ。
まあそれはそれとして。
今週も見ていて様々な気持ちになりましたね。
まずは辰子さん。
あれ、名字大久保だったかな…?と思いながら見てたら、妊娠したとか。
えっ、妊娠!?
ご主人が戦地にいるらしい。
…えっ、ご主人!?辰子さん結婚してんの!?いつから?!
おれっち毎話みてるんだが!?
見逃しはないはずなんだが!?
と、辰子さんの設定追加に
困惑したのは否めねぇ。はい。
でも、辰子さんの旦那さんが戦死したと
公報から知らされたときの、辰子さんの涙。
このシーンでの鈴木砂羽さんの演技に、わしもらい泣き。旦那さん出演すらしてねえのに
それでも出産して強く生きていこうという辰子さんの姿は素晴らしかった。
鈴木砂羽さん、このころから
演技超うまだったのね。
そして、角替和枝さん演じる
大徳寺さんのキャラの濃さに
イライラしたり、ブフッ(笑)と吹き出したりもしました。
終身名誉国防婦人会、ってなぐらい
こういう役回りが似合いすぎてますよね。
(言うほどそういう役回りはしてないのかもしれませんが)
暇か!とツッコみたくなるぐらい
あぐり美容院に注意しに来る大徳寺さん。
毎日…毎日来るやん。晩も来て、ズッコケ四人組の麻雀の音に耳すませてるやん。
専属?専属なの?と思いました。
多分当時のパーマネントとか美容院への風当たりはすごかったことのあらわれなんでしょうね。
でも一方で、息子が戦地に行っている!
とあぐりに伝えたときの
言いよどみやふと見せた複雑そうな表情とか、
あぐりが店のカーテンで作ったモンペを見て
素直に感心したり、
後で自分用に作ってくれると聞いたときの喜びを隠しきれない表情とか、
そういうのを見てると、憎めないんだよなあ。
きっと大徳寺さんも、悪い人ではなくて、
戦争に勝つために頑張らなきゃ!という真面目さが勝っている、普通の一般市民なんだよね。
そこらへんのさじ加減が、角替和枝さんの絶妙な演技によって見事に表現されていると感じました!
大徳寺さん、戦後どうなるのかな?
燐太郎さんとの別れのシーンも、
見ていて切なかったね。
エイスケさんの死後、まるで父親代わりのように
あぐりやあぐりの周囲の人たちのために尽くしてきた燐太郎さん。
淳が高校をやめると言えば止めるし、
小説の相談にも乗る。
あぐりたちのために肉も調達してくるし、
パーマネント機が持って行かれたあとに
パーマをかけたいと願うお客様が
あぐりの前に現れたら、
持ち運びできるパーマネント機材を探し回って持ってくる…。
あぐりたちのために防空壕まで掘っちゃう。
燐太郎さんは、何も見返りは求めてなくて、
ただあぐりたちの幸せを祈ってるんですよね。
あぐりたちが幸せであれば、それが幸せ。
(惣吉さんタイプ…?)
だから、あぐりから持ち運び型パーマネント機を返されて「自分の幸せを考えてください」と言われたときは、辛かったんじゃないかなあ。
パーマネント機はもらっとけよ
燐太郎さんの表情見てたら、
なんか、しんみりしてしまったわ。
結局、グイグイくる恋人・つた子さんに押し切られて結婚、南方に従軍記者として行くことに。
はぁーあ。
うまくいってほしかったな。
あぐりは燐太郎さんと再婚してほしかった。
あぐりは燐太郎さんと再婚してほしかった!!
大切なことだから2回言いましたっ!!
はぁ。
今週は、安吉くんとの別れもありました。
これがさぁ…すげぇ悲しかったね。
この回は、何回見ても泣いちゃうんよ。
二十歳になった淳・尚ちゃん・南くん・安吉くんの仲良さそうな姿に
この4人全然変わらないなぁ〜と
見ていてほのぼのしたからこそ、
安吉くんが戦地に行くと知ったとき
ぐぅ…となりました。
かつて子供の頃にエイスケさんから聞かされた
「君たちが大人になる頃の時代」「君たちの時代は素晴らしいぞ」という言葉は、
今でも4人の心に深く残ってた。
特に安吉くんは、未来に宮大工はどうなるか?を
エイスケさんに聞くぐらいだから、
エイスケさんのことを慕っていたのでしょう。
(これを第十七週丸々使ってちゃんと描いてるから、この流れも無理がないのよね)
第112回は、完璧だったと思います。
諒子ちゃんが、安吉くんに惜別の言葉を伝える場面も、
その後、夜に安吉くんが淳のところへ訪れてお礼を言う場面も、
その後、出征していく安吉くんを見送る4人、
軍服姿の安吉くんバックに、
ナレーションで彼の半年後の戦死を伝えるのも、
全てが無駄がない。
諒子ちゃん役の大路恵美さんも、
安吉くん役の小磯勝弥さんも、熱演だったな。
音楽も良かったし、演出も良かった。
脚本の構成も完璧だった。
ほめ過ぎかな?
でも、静かに穏やかに哀しみが滲んできて、
戦争の無常さがよく伝わりました。
はぁ、すげぇ泣けたなぁ…。安吉くん…。
第十九週の週タイトルは
「淳之介の初恋」なんですけど、
そのシーン、一瞬(笑)
諒子の演奏に見とれるシーンはあったんですけど、本当に一瞬でした。
内容的には、辰子さんの旦那さんの戦死、
安吉くんの戦死、パーマネント機の回収、
燐太郎さんとの別れなど
結構重めのトピック多かったんで、
ストレートに「別れ」とか「恋の終わり」とか、
そういうのにした方が良かったかもしれないっすね。
次週の週タイトルが「さよなら東京」なんで、
被ると思ったのかな?
自習予告担当は
カフェセラヴィのマスター・高山さん!
予告見たら、空襲に赤紙にあぐり美容院全壊に、重めのトピックまみれなんですけど、
高山さん、トーンが軽い!(笑)
来週も楽しみです。
なんだかんだで、
エイスケさんなしでも面白いな。