え、え、エイスケさぁん！！
久しぶりのエイスケさんに、
ぶわっと私の中で何かが溢れたよ！！
……え、林？
誰やそいつ、知らんわ！
今週はエイスケさんに浸っていたい気分です！
年月は経て、妻五郎さんと磯辺さんが
すっかり老いぼれていたのが
見てて「あぁ…」と寂しくなったやね。
磯辺さんなんか、ボケが始まってたし…ｳｳｯ
御大の死が相当ショックやったんやろね。
それでも、勇造はじめ望月組の人々が
あたたかく磯辺さんの面倒を見ていたのが微笑ましかったし、
妻五郎さんが磯辺さんのボケのことを
「電球が切れかかっとる、たまにつくときもあるんじゃが」と表現したのが、なんか良かった。
悲壮感を極力出さず、コメディ調を貫くのも、
この作品の良いところですよね。
そして林さんが決死のプロポーズしたあとの
あぐりの「お疲れ様でした…」にも
思わずクスッとなった。
なんでそこでその返答……ブハハ！
田中美里さんはこういうシュールな
コメディセンスの間に優れてるよね〜！
声のトーンとか、言い方とかね。
こればかりは天性のものだと思う！
もっとコメディやるべきでねえかなあ〜！
そして、和子が初めてお芝居に出会う場面も
秀逸だったよね。
そこに導くのが森さんというのも。
森さんに出くわしたとき、
和子が「私お金ないから！」と
逃げ出そうとしたのが笑えた。
しっとりとしたシーンとコミカルなシーン、普通じゃないのにそれを受け入れている、
そのメリハリと特異さも『あぐり』の売りなのであります。
でも二十五週は、なんと言っても
幽霊エイスケさんとあぐりの場面だよねえ…。
記憶に残ってたもん、このシーン。
林さんからプロポーズされて、
夜の美容院で独り鏡を見ながら佇むあぐりのもとに久しぶりに幽霊エイスケさん登場。
やぁ〜闇夜のカラスちゃん！
お久しぶりだねぇ〜！
とエイスケさんが言っただけで、
なんかこう、ぶわっとこみあげるものがあった。
これまでずっと見てきた、
あぐりとエイスケさん二人にしかない何かが、
瞬く間に画面いっぱいに満ちた、
そんな感覚になりました。
私はこれが好きだったんや…この雰囲気が…！
どこ行ってたんですか？
どこって、いつも言ってるじゃない、
僕はいつもあぐりの心の中にいるって。
でもねぇ、最近君の心の中も住みにくくなってねぇ。
それで、あちこちフラフラしてました！
…住みにくいって？
またまたとぼけちゃってぇ！林さんのことだよ！
あぁ…。
もう答えは決まってるんだろう？
好きなんだね？彼が…。
…うん！
………そうか。…良かったね！
でもいいの？林さんのこと好きになっても…
ああ。
結婚しても？
…いいよ！
君の、思ったとおりに生きればいいよ。
ありがとう、エイスケさん…。
ちょっ、もう、自分、自分涙いいすか…。
何が一番胸にキたって、
好きなんだね？と聞いて
あぐりがうんと答えた後の、
エイスケさんが一瞬見せた
ものすごく寂しそうな表情なのよ！
あまりにも寂しそうな表情を見て、
おれっちの胸、きゅうっと締め付けられました！
ものすごく切なくなりましたよ。
それでも、良かったね！と返し、
君の思ったとおりに生きればいいよ、と
背中を押してくれるエイスケさんに、
ただただ涙…。
きっと、もうエイスケさんは
あぐりの前には現れない。現れてはいけない、と悟ったようにも見えて、
そんな切なさと寂しさが感じられて、
ものすごく印象的な場面となりました。
母の再婚を受け入れきれない淳之介と共に呑む燐太郎さんも、なにか寂しそうでね…。
燐太郎さんと再婚なら良かったのに
二十五週は、そんな寂しさと切なさに満ちた
そんな週やったなあ…。
次回予告担当はあぐり！！
とめさんと！！辰子さん出るやん！！(ｶﾞﾀｯ
鈴音ちゃんは！？鈴音ちゃんは！？
来週の次回予告は、もはやサブリミナルかってぐらい情報まみれで、こちとら処理しきれんよ！
あぐりと淳之介が屋根の上で語らってるのと、
チェリー先生は確認しましたが。
なんだかんだで最終週。
再放送という形で見返せて
本当に良かったなあと思います。
『あぐり』は個人的に
朝ドラトップ5に入るなぁと、
確信しておりますワタクシ！
