お、お、御大〜!!
今週はとにかく御大の可愛らしさと
あぐりへの深い愛情に涙しました!!!
…え?林?
誰やそいつ、知らん!!
今週は御大のための週だったい!
勇造に代を譲って、すっかりやることがなくて退屈な御大、と妻五郎さんと磯辺。
俳句に勤しむも、季語が2つ入ってます!と何度も指摘される始末。
御大、俳句の先生狙っちゃってんの!?
お義母さま怒るよ…。見てるよきっと。
今週はじじい3人組がとにかくキュートで、
ずっとこの3人見てたいなあと思いましたね。
あぐりが支店を出すと聞いて、
自分もあぐりのために何かしたい!という名目で
上京を決めた御大&妻五郎&磯辺。
(年寄り三人が勝手に盛り上がってる、という辛辣なナレーションに笑いました)
しかし、東京に来てみたら、
見知らぬ男が居候してる!!と
心穏やかではない御大。
しかも、あぐりの仕事を手伝うぞ!と息巻くも
あぐりからやんわり断られる始末。
このシーンがなぁ、なんか見てて辛かってん。
あぐりが困ってるのを即座に理解して、
自分たちにできることはない、
ここにもわしたちの居場所はない…
としょんぼりする3人見てたらなんか泣けてきてよお。
こういうの、こういうのやめろ!
マジで哀しくなるから!!!
だからこそ、あぐりが
沢田さんから了承を得た上で、
下手な小芝居を打って御大たちに土地探しを頼むシーンは、
なんかものすごく胸がじんわりあたたかくなったんすよね。
嬉しさを隠しきれない御大、素直に喜ぶ磯辺、
そして嬉し泣きする妻五郎さん…。
おおおおん!!良かったね〜!!
見てるこっちも喜び爆発でした!
しかし、そんな物事はうまく行くはずもなく、
御大は最適な土地を見つけるも、
沢田さんの事前調査で
騙されそうになっていたことを知るんよね。
ここで、自分の老いを自覚し、
苦笑いしながら世津子相手に弱音を吐く御大がまた見てて哀しいし、
かつての恋人、というよりもはや戦友に近い関係となった世津子さんが、
東京で一緒に暮らさないか、と提案して
断られるところも切なかった。
世津子さん、割と本気で言ったと思うんだよね、あれ…。
あぐりと月を見ながら
酒を飲むシーンも良かった。
自分は幸せ者じゃ…と言いながら
一句を読み酒を飲む御大。
私も幸せ者です、と同じく酒を飲むあぐり。
ただこれだけのシーンなのに、
見ていてとてつもなく胸がいっぱいになりました。
これまで劇中内でのあぐりと御大の
優しさと愛の積み重ねが
そうさせるのでしょうね。
御大がいなければ、あぐりは美容師にはなれなかった。
(それはエイスケさんもお義母さまも同様ですが)
実の父の急逝後も、御大がいたから、
あぐりは父の愛情を感じることができたと思うんですよね。
不肖の息子・エイスケを諦めず、
好きだと言ってくれて、ずっと夫婦としていてくれたこと、
自身の妻の面倒を嫌な顔一つせず見てくれたこと…。
あぐりの優しさと明るさもまた、
御大の心を癒してくれたことは間違いありません。
だからこそ、実の娘のようにかわいがってくれたんすよね。
なんて…なんて良い関係なんやろなぁ…(感動)
岡山に帰ってもふさぎ込んでる御大を見かねて、
勇造が祭りの企画を御大に頼んだのもえがった。
最初からそうしろや
カラス祭りじゃ!とやる気満々で
祭りの企画に取り組む御大がほほえましかったし、
仏壇に報告したら「アホらしい」と一蹴する
お義母さま(幽霊)も良い。
あぐりとエイスケさんが死してなお
一緒にいるように、
御大とお義母さまも、
こうやって話をし続けてるんだろうなあ、
と思える。
御大とお義母さま(幽霊)のシーンは、
そんなことを感じましたね…。
そして、あぐりに再婚したい相手がいるのなら
この望月の家から嫁に出してやりたい、
あぐりにはもっともっと幸せになってほしい…
と勇造たちに語る御大に、
おれ涙ちょちょぎれ。
いや、マジで泣けた……。
ど、どんだけ優しいの御大…。
そのことをあぐりに伝えようと電話するも、
会話途中に狭心症の発作が起きて、帰らぬ人に……。
なあ……あぐり、大事な人の死がさ…
ショッキングなのしかなくね?
電話死て…。
エイスケさんの死に接したときも
衝撃的だったけどさぁ…。
御大の死後、あぐりのことを思って詠んだ句も、
これまた泣けて仕方なかったわいね。
春の日に
カラスが食べる
梅桃(ゆすらうめ)
カラスちゃんカラスちゃん
と呼ばれていたころのあぐりが、
梅桃を食べていたのを、きっと御大は
微笑ましく見ていて、その頃の愛らしさが忘れられなかったんだろうなと思える名句です。
15歳から今まで、ずっと父と娘であり続けたんだよなあ。
そしてこれからも、ずっとそうなんだろうなって…。
もうね、これまでの御大とあぐりのやり取りが
勝手に脳内で走馬灯のように流れてきて、
劇中の妻五郎さんや磯辺やしおさんと同じぐらい、
見てて涙ポロポロでした。
お母様のときといい、
エイスケさんのときといい、
お義母さまのときといい、
御大のときといい、
このドラマは、死を重く、喪失感たっぷりに、
しかし決して明るさと爽やかさは失わずに
描ききるところが素晴らしいと思います。
引きずらない、しかし大切なことは
ずっと覚えている…。
それは、あぐりの実の父の死もそうですよね。
あぐりは父の死に目に会えなかった。
ショッキングな急死だった。
でも、父が遺した言葉は、
今もあぐりの胸の中にずっと残っているのです。
あぐりのいいところは、どんなときも前に向かって突き進んでいくところだ。
『あぐり』というドラマは、
作風はかなりふわふわしていて、
コントだったりシリアスだったり、
振り幅が広いですが、
テーマは一貫として全くぶれていません。
そこが素晴らしい。素晴らしいんよ!!
言葉一つ一つを大切にして、
積み重ねてる!そこが良いんよな!!
あったかいきもちになるんよな!!!!
やっぱり、やっぱり名作なんよね!!!
DVD買おうかしら!!!ガチで!!
奮発しちゃおうかしら!!ハァハァ
で、今週は林さんとあぐりの心の距離が
縮まる週でもあったんですが…。あんまりそそられなかった
林さん、エイスケさんをこき下ろす割に、
実はエイスケさんファンだった。
死んだ奥様共々、望月エイスケのファンだったと発覚。
ファンはアンチと紙一重言うからね…。
そんな林さんのエイスケ酷評記事にも、
人にはそれぞれ考え方があるから…とスルーできるあぐりも、
林さんと世津子さんがカフェセラヴィで
酷評記事について弁論を戦わせているときにも
ワクワクした目つきで眺めているあぐりも、
なんかすげぇ、そのスタンスが良いなぁと思いました。
死んだあともこうやって語ってもらえて、
きっとエイスケさんは喜んでいると思います、と言えるあぐり…くぅーー!!
やっぱりあぐりとエイスケさんは
お互いがお互いとも最大の理解者なんだよなー!!くぅーーー!!
しかし、林さんともちょっとずつ仲良くなってるわけで。
でもエイスケさんは、
ずっとあぐりの心の中にいるわけで。
あぐり、エイスケさんに見られてるよ…。
エイスケさんの気持ち考えたら、
なんか複雑な気持ちになってしまいました。
次回予告担当は和子と理恵!!かわいい!!
あぐりはウェディングドレス着てるわ、
エイスケさんは幽霊として登場するわで
もう目茶苦茶!(通常運転!)
つーか、人生は冒険旅行ってサブタイトル、
それマッサン!!
マッサンでもあったよ!!
有名な言葉なんかな!?
今週は、感想も
御大スペシャルでお送りしました。