The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

あぐり 第十二週

ついに修行編も終わりかぁ。
そう思うとなんかしみじみしてしまいました。
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今週は、色々とジーンとくる場面が
多かったですね。
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肋膜炎で倒れたあぐりを見つめながら、
エイスケさんが燐太郎さんに
初めてあぐりへの気持ちをさらけ出すシーン。
良かったよね。超良かったよね。
超小声なのに聞き取りやすくて萬斎さんの発声すげえとか思った


あぐりが死んだら僕も死ぬ。
あぐりがいなきゃ何も書けない、何も書けないんだったら生きてる意味がない…。

そこまで言ってくれる人、いねぇぞ?
そりゃ燐太郎も二人の関係に涙するわ!
この二人の強火カプヲタになるわ!と、
ワタクシ思いましたです。


縁側に座って空を流れる雲を見ていたあぐり
「あの雲は何処に流れていくのかな?」

と問いかけたあの日。

あぐり
「さあ、それは風が決めることだから…」という言葉に感銘を受けて、
それが小説が書けるようになったエイスケ。

今回のエイスケの静かな心の慟哭シーンを鑑みてあのシーンを振り返ってみると、
また胸がグッとくるものがありますな。
そのあと仕送り全部持ってバックレたけど



あぐりあぐりで、夢の中で
お父様とお姉様たちが迎えに来るけど、
エイスケが浮気しているのを見て
「決着つけな!」
と現世に戻ってくるわけで。

その展開に私は見ていて思わず
ブフッ(笑)と笑ってしまったんだけど、
あぐりとしては笑い事ではなかったらしく、
エイスケさんにとって自分は何なのか、
少し不安を抱いてたようで。

そこに!!颯爽と!!
二人のカプヲタの燐太郎さんが
エイスケのフォローするわけよ!

あぐりが死んだら僕も死ぬ、
あぐりがいなきゃ、何も書けない
(以下略)

とエイスケが泣きながら言っていたことを
あぐりに伝えるんだよね。

それを聞いたときのあぐりの表情が、
また、いがったねー!!えがったよーー!
瞳をウルウルさせてね〜!

これでまた燐太郎さんの強火っぷりが
さらに強火になるんやろね〜!


退院してからの縁側での花火シーンも、
超良かった。

エイスケさんって、あぐりを諭すときも
声が基本的に穏やかなんよ。
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縁側で二人花火をしているシーンの美しさときたら、もう、美しくて、尊くて、
もう、もうね、お前ら永遠に仲良く花火しといてくれと思った(燐太郎さん的感想)


御大があぐりに、美容院を建ててやる!
と言ったシーンも良かった。
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あれはね、あぐりの頑なさ、
エイスケさんのことが好きだから東京に残りたいと言ったときのことや、
美容師の仕事に没頭して肋膜炎になったこと、
日本一の美容師になります!と宣言したこと、
すべてが御大の心に
響いての結果なんですよね。
(もちろん、エイスケ夫婦や淳をくわせてやるためにあぐりを独立させてやることが近道だと思ったとか、勇造を後継者にする際の財産分与という面も多分にあると思いますけどね)


独立させて、やっていけんのかなあと
若干不安だけど、そこはまあ、
世津子さんとか燐太郎さんが
アドバイスしてくれるんじゃないかと!(エイスケちゃうんかい)
あのエイスケさんと根気強く、どころか
割と仲良く暮らしていけて、エイスケさんから愛されているということが、
あぐりの最大の長所でないかなあ。
明るくて前向きで優しい、
そしてかなり少し変わってるところが、
周りの人を惹きつけるのでしょう。


千代子さんが山岡美容院を辞めて
結婚するくだりも胸にキタなあ。

千代子さんの幸せのためには、
向いていないであろう美容師より
良い縁談にのったほうが良い、
という流れなんだけど、

おれっちといたしましては、
おしん』の加代様や『はね駒』のおみつの例が
頭の中にチラついて「だ、大丈夫なの?」と思ってしまうわけで。


自分で選んだ道ならば、
失敗しても決して後悔はしない。
自分の生きたいように生きる。

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これはあぐりの考え方で、
決して間違っていないんだけど、
そういう生き方もまた責任と苦しみが伴うわけです。


千代子さんは、自分が美容師に向いていないのに
薄々気づいてて、それでも夢を諦めたくない、
ということに縛られて苦しんでた。
それでも、チェリー先生の厳しくも現実を見た言葉によって、
夢を諦めることで楽になれた。

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こういう生き方もあるよなあ…と、
私ゃ見てて思いましたよ。
勇造もそうだけど、皆が皆自分の夢を叶えられるわけではなくて、それでも自分が納得して、別の道に進む、また別の夢を追いかける、
そんな生き方もあるんだよね。
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少なくとも、千代子さんは納得して
夢を諦めることができた。
チェリー先生の課した『卒業試験』で、
気持ちに区切りがつけられたかな?

まあ、『あぐり』の作風的に、
お加代様やおみつの例は無いと思うので、
きっと千代子さんも幸せになってくれることでしょう…。
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(つーか、千代子さんめちゃんこ可愛いな!?
天使のような美しさだな!?
吉本多香美さんも、当時ヒロインオーディション受けたんすかね?
確か同年にウルトラマンティガのレナ隊員やってたから、それはないかな?)

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この件で、チェリー先生の経営者としての
強さや信念を目の当たりにしたあぐり
これから自分も経営者になるわけで、
彼女はこの先、どんなリーダーになっていくんでしょうね。



次回予告担当は千代子さん!
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来週はふーみんや三浦理恵子さん、
そして吉行和子さんご本人も出演と
見どころ多いぜ!(毎回言ってるような気がするぜ!)


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何が驚いたって、高橋克実さんが
次回予告でソロで抜かれたこと!
確か『ショムニ』(98年)前のはずだから、
当時は無名よね!?
この警官役って、出番多いのかな!?


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なんだこの機械!宇宙人と交信すんのか?!




そうそう、あぐりがエイスケさんと共に岡山に帰ったとき、
勇造は結婚が決まり、苳子が妊娠したのが分かるんですけど、f:id:panpars:20210620083407j:plain
すっかり角が取れて優しくなった苳子を見て
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「どこか具合が悪いんですか?」と言ったあぐりに爆笑しました。