The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

ずっとあなたが好きだった 第九話

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冬彦さんがとにかく不憫すぎてねえ…。
美和に喜んでもらおうと
冬彦さんなりに精一杯努力しているのに
美和からの度重なる拒絶に、
すっかり寝室恐怖症。

心配して書斎に来た美和の腕に縋りついて
「寝室がこわいんだ…」と辛そうにする姿に
こちとらもらい泣きよ。
(でもSMは、まあ、普通は拒絶されるよ冬彦さん…)

9話はとにかく美和と冬彦さんのすれ違いが切なくて辛くてたまらなかったです。

冬彦さんのお母さんがまた、
美和の精神にダメージ与えるわ、
大岩くんの海底火山に灯油ぶちまけまくるわで、もう見てらんねえ!!



そして、大岩の無神経さ空気の読めなさに
戦後最大級にイラついた!(笑)



この男は一体何なんだ!?
律子を結婚を餌に6年もキープしといて、
「俺があいつ(美和)を守る!」とか
今さら言い出す始末。
しかも冬彦さんの勤める会社に出向いて、冬彦さんに向かって。

えっ、これカッコイイシーンなの!?
なんかものすごくドン引きしたんですけど!
はぁ?と声に出たんですけど!!


しかもその後、律子とは結婚できないことを
律子本人に言うんじゃなく、
律子のお兄ちゃんにまず言うクソっぷり。 

当然のようにお兄ちゃんは激怒、
豪雨のなか二人は
取っ組み合いの大喧嘩ですよ。
(ここの尺が長くて、冬彦さん目当ての自分としては非常にシラけた目で見てました。すまぬ)

70年代ドラマでも
こんなシーンねえだろうよ〜!
基本的に大岩パートのノリが古臭いんだよな。
古臭くてもキャラが魅力的ならいいんだけどさ。
律子はかわいいし、
律子兄だっていい人感あるし。


そして大岩は美和の家に電話をして
「会いたい。もう自分の気持ちに嘘はつけない!」と宣言。


えっ、これカッコイイシーンなの!?
大岩にもドン引きしたし、
会いに行く美和にも
私ゃドン引きしたんですけど!!

1億歩譲って、冬彦さんを傷つける裏切るのはまだ仕方ないとする!
でも、律子に悪いと思わないの!?
私ゃドン引きしたんですけど!!!

当たり前のように、二人が会う姿は
冬彦さんにも律子にも目撃されましたとさ。

アホか。

美和がなんとか大岩を振り切ってくれたからまだ救いがあるようなもんを…。 


ここで大岩が「バカヤローー!!」となぜかカッコイイ風に叫ぶんですよね。

オイオイ、バカヤローはてめえだよ!!
と見てるこっちは壁殴りそうになったわ。
ケッッ。


命からがらずぶ濡れで帰ってきた美和は、
冬彦さんに妊娠したことを告げます。
しかし、大岩から理不尽な(!?)煽りを喰らい、
美和が大岩のところに会いに行く姿を目撃した冬彦さんは
どうしても美和を信じることができなくて、
「僕の子供じゃないんだろ?」
って言っちゃうのよね。
うぅ、すれ違い切ねえよ!!
切ねえよおおお冬彦さーーん!


冬彦さんは、エキセントリックな演技の方が名場面特集とかでは取り沙汰されてましたけど、
こうしてちゃんと見てみると、
冬彦さんがナイーブさを出してるシーンの方がなんか胸にくるなあ。

佐野史郎さんの演技もまた素晴らしいのよな!
美和を愛したい、愛してもらいたい、
でも「普通」が分からないまま
歳を取ってしまった哀しさ、
気味悪がられ拒絶されることへの恐怖、
全てを表現してるんよ。

それに応える賀来千香子さんの演技も
とても素晴らしい。何度も言ってるけど。


というか、このドラマ、
布施博さんだけミスキャストだと思う。


というか、大岩の描写だけ雑すぎると思う!!
こんなんどう好きになれっつんだよ!
第9話を見て改めて思いましたワタクシ!