The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

ずっとあなたが好きだった 第十二話

律子の自殺未遂、冬彦さんて
ほとんど関わりないのよね。

ほぼ美和と大岩のダラダラダラダラした
悲劇のヒーローヒロイン気取りの態度が
引き起こしたもの。


だから、冬彦さん母が
「律子さん死のうとしたのにまだ大岩洋介と結ばれたいの?無神経な女ねぇ」

って言ったときは
そうそう!そうよ!そのとおりなのよ!!
と激しく頭を縦に振りました。


そんな律子は、目が覚めて、
大岩に申し訳なさそうな態度を取るのよね。

なんて……なんて……いい子なんや……ウウッ


律子のあまりの優しさに、
わしゃ泣きそうになりました。
なんて健気であたたかい子なんだろうとね。
(律子の兄ちゃんが、妹にひどいことした大岩を病室に入れてる時点で「は?!」と思ったんですけど)





なのに!!!
大岩は冬彦さん宅に押しかけて
無理矢理中に入って
「俺には西田が必要なんだ!!」
って美和を連れて行っちゃうんです。


は!?はぁ?????????



冬彦さんも言ってましたけど、
こいつには常識ってもんがないのか!?
人の心ってもんがないのか!?

冬彦さんがサイコパス扱いされてますけど
からしたら大岩の方がよっぽど人の心のないサイコパスなんですけど!!もう見ててびっくりしたんですけどぉ!!


美和が途中で
「いや、やっぱり行けねえわ」と
思い直してくれて良かったわ。
いい子ちゃんながら、
一応律子のことは気遣ってるから…。


…と思ったら!
実家の和菓子屋に電話をかけてきた大岩(こいつはつくづく何というか…)からの誘いにホイホイ乗り、母校に足を運ぶ美和。嘘やろ…?
律子がちょっと病状悪化して、
結局大岩は行けなかったんだけど。
(まだほんの少しだけ人の心が残っていた模様)


マジかよオイ…(ドン引き)
もう理解力の範囲外すぎて、
おれついていけねえよ…。
潔癖すぎんのかなおれ…。



しかも、サントス建設ラグビー部の最後の試合、
律子がその場にいるのに、
何だかんだで見にくる美和。
律子がその場にいるのに!!ヒイイイッ!


しかもこっそりとか、
見つからないようにとかじゃないんよ。
めっちゃウロウロウロウロして目立ってんの!

もうね、見てて嘘やろと思いました!
(そればっかりやけどしゃーない!)



いや、これ誰か撮影する前に
ツッコまなかったのかね。

この展開はちょっと二人が
無神経すぎませんか!?
視聴者に共感してもらえませんよ!!って。

当時はこれで皆美和と大岩に
胸キュンしてたっていうのかね。
やっぱり運命の二人なのよ〜みたいな。

うぅ、切ないなぁ〜みたく、
テンション上げて見てたのか?
私はテンションダダ下がりなんですけどね。
えぇ?
いや、これちょっともうわかんねえな…。


結局、大岩が活躍して勝利で終了。
美和感動、みたいな。
二人で見つめ合って笑顔、みたいな。
何なんだこのドラマ。


でも、こっそり見に来ていた冬彦さんは
そんな幸せそうな美和の様子を見て、
何かを決意した表情で去っていきました。


そして美和が
「(大岩とは)初めての恋だった。消そうとしても消えなかった。大岩くんは忘れられない人なの」
と冬彦さんに言って(ひでぇ発言だよなマジで)

冬彦さんは
「じゃあ何で僕と結婚したの(正論)」
と不服そうながらも、
最終的には、離婚してやる、と明言。



うおお…なんと…なんと…。
冬彦さん…。ううううう。冬彦さーん!ウウッ。



ここの佐野さんの演技が、
今にも泣き出しそうな顔と、
それを必死にこらえてる声色で、
(あぁ、美和の為に身を引くんだ…)
と察しました。



そして、声を荒げて反対する
冬彦さん母に初めての反抗。
ずっとずっと抑圧された反動なのかなあ。
見ていて辛くて悲しくて、
これ見ちゃったら、どうあがいたって
冬彦さんに同情しちゃうよなぁ。


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パソコンも、蝶の標本も、
みんなお母さんが買ってあげた!
美和さんだって!
だから勝手に捨てることは許しません!と言った冬彦さん母に対して
「美和は違うよ!」と激昂して
暴れまくる冬彦さん。
蝶の標本を床に叩きつけ、
パソコンを窓に向かってぶん投げて…。
(これ隣人大変だわ…騒音が…)


そして、ガラスの破片を手に持って、
冬彦さん母にぶっ刺してエンド(!!!)


なんてことだ…なんてことだ…。




そして次はいよいよ最終話。

どう見たって、冬彦さん主役やないかこれぇ。
すげぇ、すげぇわ。
佐野史郎さんと野際陽子さんの熱演が凄すぎて、もうその記憶しか視聴者の頭の中に
残んねえのは仕方ねえわこれ…。