The King with Donkey Ears

ドラマ視聴素人の感想置き場。自分のために書いてます。

白い巨塔 1話

確かこのドラマは2クール(2003年10月~2004年3月放送)で、
前半部分はまるっと見ていないんですよね。

 

というのも、裏番組の

マンハッタンラブストーリー』に夢中だったので(笑)

面白かったんですよ〜このドラマも…。

 

 


でも、後半部分(裁判部分)は夢中で見ていたのは記憶にあります。
すげー面白かったよなー。


このたびTVerで配信されるとのことで、

こりゃいい機会だと思い、

視聴することにしました。

そんで、見てたんですけど…。

 

みんな、若い!!!!!!!!

ケータイ、古い!!!!!!!!

パソコン、古すぎる!!!!!!!!


と、ドラマとは関係ない部分に気を取られてしまいました(アハハ…)

約20年前のドラマだもんなあ。

そりゃそうだよね。


唐沢さんも江口っつぁんも、

ずっと変わらないなあ、と思ってたんですけど、
今回、白い巨塔を見返してみると、
いやあ…若い、若すぎる。お肌がピカピカしてる(笑)


伊藤英明くんとか矢田ちゃんとか、

もう、若すぎて、
きらきらしすぎてて笑っちゃう。眩しいわ‼

佐々木蔵之介さんが、伊藤くんの同期役は無理があるだろっ。
と当時は思ったものだけど、やっぱり彼も若い。

もうとにかく、そんなことばっかり気になっちゃったい。


でも、ドラマとしても見どころ多かったと思う、既に。暫定でも。

私は石坂浩二さんの演技が好きで、

白い巨塔でも一番好きなのは東教授なんですけど、
初回から財前への敵意、というか

鼻持ちならない、どうしても彼に対してイラっとしてしまう感じが
細やかに感じられる演技で、やっぱりすげーなと。

 

自分そっちのけで財前が前面に出た雑誌の記事を目にしてしまい、

大きくプライドを傷つけられて
平静を装おうとしても滲み出てしまう苛立ち、
それをネチネチと財前にぶつけてしまうところとか、
声をあらげているわけでもないのに伝わってしまう、

あのピリピリとした雰囲気。

演出も、それに対峙する唐沢さんも素晴らしいのだけど、
初回時点で、もう東教授のあの大きくいられない感じに釘付けだったなあ。

 

伊武雅刀さん演じる鵜飼学長も、もう、見ててすでに腹が立つ(笑)


というのも、本作の後半部分は目をかっぽじいて当時夢中で見ていたので、
鵜飼学長の非道さ、というか権力におぼれている姿を知っているわけで。
初回の時点で「うわあこいつ…」と思ってしまいました。
里見先生が胃がんとすい臓がん併発の患者の件について相談しようとしたときも、
口にすることは病院の回転率と、自分の面子のことだけ。
大学病院という存在の権化みたいな人なんだろうなあ…と思いました。


初回は、教授になる野望を胸に進みだす財前のギラギラとした姿が多くみられましたが、
ラスト?でお母ちゃん(池内淳子さん)に電話するところは、

うおおおおおおおお母ちゃんうおおおおおおおおおお

と泣きそうになっちまった。

だって、最終回、どうなるか知っているから。
(池内さんの演技がまたいいんだ…)


小西みどり(河合美智子さん)の胃がんとすい臓がんの診断と告知、
そしてオペのくだりで、

医者は神様じゃない。人間だ。


のワードを里見に上手く返す財前がまた、こ憎たらしい。

あまりにも自分の欲望に素直で、まっすぐに突き進むので、

嫌いにはなれないんですけどね。
というか里見先生より財前の方が好きまである


初回から面白かったです。
顔見せみたいなものなのに

面白いのは凄い。
ヌーや東夫人、杏子など、それぞれの人間たちに

それぞれの思惑があって、
顔色を窺いながら動いているのがいい。

すべてのキャラが、すでに命を持っている。

当たり前のように聞こえるけど、

これができる作品は少ないと思います。

 

次回も楽しみです。